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新田ヒカル 公式ブログ
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主なメディア(2013年以降のもの)
取材、掲載内容は、
・スマホ(通信費、アプリ、セキュリティ、ガジェット、携帯関連全般)
・経済(資産運用、節約等)

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下記、最近の取材・掲載・連載の実績です。

■新聞
日経新聞
読売新聞
朝日新聞
日経ヴェリタス
日刊ゲンダイ
夕刊フジ

■雑誌
週刊文春
週刊現代
週刊朝日
週刊ポスト
AERA
PRESIDENT WOMAN
女性セブン
女性自身
CHANT
週刊東洋経済
週刊FLASH
DIME
日経マネー
ネットマネー
マネージャパン
ALPS(地方公務員向けライフプラン情報誌)

■テレビ(出演、取材)
NHK
日本テレビ
フジテレビ「スーパーニュース」
テレビ東京「ワールド・ビジネス サテライト」
テレビ東京「マネーの羅針盤」
BS11
中国中央電視台

■ラジオ
ニッポン放送
ラジオNIKKEI
bayfm

■講演
東京証券取引所
大阪証券取引所
日本経済新聞社(日経ノティオ)




2014年12月5日 ワールド・ビジネス サテライトに出演
格安スマホ、通信会社と端末メーカーの関係について解説。




2015年3月7日 テレビ東京「マネーの羅針盤」に出演




2015年11月29日 テレビ東京「マネーの羅針盤」に出演
安倍政権の発言を受けて発足された、高市総務大臣による有識者会議での議論に対してコメントしました。




2014年9月26日放送 フジテレビ「スーパーニュース」に出演
一般的なスマホと格安スマホの選び方などについて解説。




2014年7月27日 日本テレビ 「専門家100人が出した答え」にコメント



2010年8月2日 BS11 「田中康夫の日本サイコー!」
ベーシック・インカムこそニッポン再興の切り札だ!




2015年5月8日 ニッポン放送「高嶋ひでたけのあさラジ!」に出演
Apple Watch、SIMロック解除、格安スマホ等についてコメント




2016年3月4日 ニッポン放送「高嶋ひでたけのあさラジ!」にてコメント
マイナス金利について




2014年9月22日 ラジオ bayfm 「POWER BAY MORNING」に出演。
iPhone 6についてコメント。
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日経新聞 2013年3月28日夕刊 「電子版 私の利用術」 掲載
日経Web刊にも同時掲載。
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日経新聞 2013年6月9日掲載
「アップルレート」は1ドル100円 iPad、割安を修正



日経新聞 2014年3月10日掲載
「待ち」が賢い? 家電駆け込み買いのお得度
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日経新聞 2014年4月2日夕刊 「買い物羅針盤」掲載
nikkei
日経Web刊にも同時掲載。
買い物羅針盤 スマホ、お得に使うには?



日経新聞 2014年12月17日
判断ミスで溶かした2000万円
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日経新聞 2016年7月 掲載 スマホのバッテリーについて
nikkei




読売新聞 2014年4月30日掲載
スマホ通話、格安アプリで半額以下に
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読売新聞 2015年10月22日 掲載
「なっ解くデジタル」スマホの格安SIM




朝日新聞 2014年11月15日掲載
「格安スマホ」お得ですか?
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ALPS(地方公務員向けライフプラン情報誌)
携帯電話・スマホ料金の改善テクニック




週刊文春 2013年2月21日号 「経済のプロ16人が選ぶ「景気がよくなる日銀総裁」はこの男」掲載
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週刊文春 2013年1月31日号 「プロ12人が教えるインフレ2%対策 世代別資産運用」掲載
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週刊文春 2014年1月30日号掲載
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AERA 2014年2月17日号掲載
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AERA 2014年4月7日号「年収1000万円の研究」に掲載
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週刊現代 2013年3月23日号掲載
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週刊現代 2013年6月15日号掲載
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週刊現代 2013年10月12日号掲載




週刊現代 2013年10月19日号 「スマホ戦争生き残るのはどこだ」掲載




週刊現代 2013年11月30日号掲載




週刊現代 2014年4月26日号 「イオンが殴り込み2980円スマホは本当にお得か」に掲載




週刊現代 2014年11月1日号 掲載
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週刊現代 2/7号 掲載




週刊現代 2016年8月13日号掲載





週刊朝日2014年 5月23日号 掲載




週刊朝日 2014年 6/27号 掲載
asahi



週刊朝日 2014年 7/25号 掲載
asashi



週刊朝日 2015年 1/16号 掲載
asahi



週刊朝日 2015年7月17日号 掲載 ギリシャ危機について




週刊朝日 2016年 2月19日号 掲載 マイナス金利について




小学館 女性セブン 2014年 3月6日号 通信費節約 掲載。
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女性セブン 2014年 6/26号 ガラケーvsスマホ、固定電話の節約
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女性セブン 2014年 8月21・28日合併号 通話定額時代の新節約術 新プラン徹底検証
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女性セブン 2015年3月12日号 掲載
ドコモ光など、スマホと自宅のインターネットネット回線について解説




週刊ポスト 2014年 7/11号「大人気の格安スマホ 比較徹底」に掲載
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週刊ポスト 2014年 10/3号 掲載「iPhone 6 ソフトバンクとauは売り切れ続出もドコモだけが余る理由とは」
post



週刊ポスト 2015年3月27日号 掲載 ガラホについて解説




週刊ポスト 2015年4月17日号 掲載
格安SIMの比較




週刊ポスト 2015年12月18日号 掲載




女性自身 2014年4月29日号 「節約のりかえ案内」通信費関連 掲載




PRESIDENT WOMAN 2016年3月号 掲載
「性格別 かんたん! 家計簿アプリ6」
「持っていると褒められる 最新機器案内」




CHANTO 2016年5月号 掲載
大特集1日1分これさえやれば! 家計のムダ、あと5万円減らせます!大特集1日1分これさえやれば! 家計のムダ、あと5万円減らせます!




DIME(ダイム) 2015年4月号 掲載
スマホと自宅のインターネットネット回線について解説




日経マネー 2014年12月号 掲載
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ネットマネー 2014年3月号他、不定期に掲載




ネットマネー 2014年10月号 スマホ関連
ネットマネー



ネットマネー 2015年3月号 掲載




日刊ゲンダイ 2014年4月28日掲載




日刊ゲンダイ 2014年4月29日に掲載
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日刊ゲンダイ 2014年5月26日〜 連載中
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日刊ゲンダイ 2014年8月10日 掲載
ヤマダ電機参入で過熱 格安スマホは「イオン」が買い




日刊ゲンダイ 2015年4月13日号掲載
スマホ徹底活用術




日刊ゲンダイ 2015年7月4日 掲載 「ムーミンパーク」について
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日刊ゲンダイ 2015年8月13日 掲載 「スマホ盗難」について


日刊ゲンダイ オンライン記事
2014年8月10日
ヤマダ電機参入で過熱 格安スマホは「イオン」が買い

2015年4月26日
「ガラケー」生産終了へ “ガラホ”と“格安スマホ”どっち選ぶ?

2015年7月17日
際立つ手軽さ 定額聴き放題アプリ「スマホで USEN」の実力

2015年8月13日
学習塾の合宿で100台被害 「盗難スマホ」はカネになるのか?

2016年1月9日
スマホが月4900円 ソフトバンク「新料金プラン」損か得か

2016年1月16日
ショップ店員が顧客メール盗み見 携帯ユーザーの防衛策は

2016年1月21日
スマホ評論家に聞いた 消える「実質0円端末」はいま買いか

2016年2月17日
「実質0円廃止」総務省に物言い アップルに“迷走”の声




FX攻略 2013年5月号



現代ビジネス




Yahoo!ファイナンス



中国中央電視台
アベノミクスについてテレビ取材

夕刊フジに掲載

雑誌対談

堀江貴文


小飼弾


経済学者 慶應義塾大学大学院 准教授 小幡積


経済評論家 山崎元


脳機能学者 苫米地英人


批評家 宇野常寛


アイドル 杏野はるな

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アベノミクス相場を象徴するガンホー
バブルというものは、私たちに、歓喜と絶望のコントラストとはどういうものかを教えてくれる。そして今は他ならぬ歓喜の時。

バブルが発生する頻度はオリンピックの開催よりも低い。しかしひとたび起これば、多くの人に関わる。東京を見下ろせる大きなガラスを背にしてソファーで足を組む成り上がりの経営者から、新橋で終電を逃した酔っ払いを待つタクシーの運転手まで。誰もかもが、何かしらの影響を受ける。

幾多のバブルには、そのバブルごとに象徴的な銘柄がある。1989年の不動産バブルではNTTの名前がしばしば挙がる(損した話として)。2000年のITバブルでは光通信が語りぐさだ。2005年の新興市場バブルではライブドアの名前をマスコミがいまだに繰り返している。そして今回、アベノミクスバブルを象徴する銘柄が何かと言えば、ガンホー、ということで今のところ異論はないだろう。

ガンホーは「パズドラ」を世に送り出した。人々は「パズドラ」で遊び、投資家は「パズドラ」を作ったガンホーで遊ぶ。それらは相似形になっている。その形は、人間かくも暇、ということを表している。

ガンホーにはバブルという一言では括れない厚みがある。即ち、業績という実体生がある。大きな熊手で小銭をかき集めた。Googleに課金サーバーを増強させるに至ったほどに。「塵も積もれば山となる」。そしてその大きな山は、株価チャートという形で私たちの前に具現化した。

私もガンホーは何回か売買した。しかし、はっきりと覚えているのは、最後の売買だけだ。私が売買したときのことが、何かしら役に立つことがあるかもしれないと思って、思い出しながら書いてみる。
4月24日と4月25日は持ち越した。確か60株。その前は100株売買していたから、その100株をそのまま持っていれば良かったと少なからず思う。それでも、欲しかった夏にちょうどいい藍染めのパンツを買うに足りれば大きな不満はない。
そんなことことを考えながら迎えた4月26日の朝。今日は売却することになるのではないか、そう思っていた。売却のタイミングをみるために、3つの節目となる価格を意識していた。

ひとつめの節目は734,000円。この数字が意味するのは上場来の高値。ほんとは2310万円という数字があるが、株式分割が行われているため修正後の上場来高値を計算すると734,000円という数字が出る。マーケット参加者はこれを越えられるかを見ていた。

ふたつめの節目は869,000円。ガンホーの発行済株式数は1,151,710株。株価が869,000円を越えると、時価総額が1兆円となる。豆腐の一丁とは違って、時価総額一兆というのは滅多なことじゃない。

みっつめの節目は100万円。株の知識が全くないても、いや、株だなんて聞くと塩を撒きたくなるような人であっても、区切りのよい100万という数字が意識されることくらいは想像できる。

これら節目では株価が足踏みしやすく、それを越えると次の節目までするすると動く、ということがよくある。
4月25日が引けるまでにひとつめの節目、ふたつめの節目を共に越えたことを確認できていた。次はみっつめの節目、と思っていたら、4月26日は25日の終値よりも安い869,000円で始まった。この価格は、単なる偶然か、ふたつめの節目に一致した。
寄った瞬間、次のように考えた。「時価総額1兆円からのスタート。もし上に行くとしたら、100万円を目指すだろう。そこには厚い板が待っているに違いない。あいだに節目があるとしたら90万円ちょうどと、前日高値の929,000円だろうか。とりあえず、90万円に対する反応を確認しよう。そして、いつ価格の崩落が来てもいいように、瞬時に売却できるようにしておこう。もしストップ安などになったら、藍染めのパンツが買えない」

目を細めて板とチャートを見ていると、90万円の越えた少しあとに、かくんと下げが来た。モニターに表示された小さな陰線に、日本中のガンホー株保有者がおののいていた。
この急落はすぐ反発すると読むか、もう十分だと判断して撤退するかの選択を迫られた。

私が今、資産運用で一番大切にしているのは気持ちよさだ。

選んだのは、888,000円での売却。8並び。
今回のバブルを象徴するガンホーという銘柄との関係を、キリの良い形で、綺麗に終わらせよう。そう思い、そうした。

人とお金の関係は、男と女の関係に似ている。美しくもできるし、あるいは哀しくもできる。

いずれにせよ、誰もが、できるだけ後味がよいものにしたい。
それなりに、なんとかそうできたように思う。

思い残すことがないわけではない。もっと多く買っておけば、もっと安く買っておけば。
しかし、バブルがもう暫く続けばチャンスはいくらでもあるし、過ぎた後は、忘れてしまうに限る。よかったことだけを記憶にとどめれば、人生はいつ振り返ってもよいものであるに違いない。よい想い出だけが書かれた日記を読み返すように。
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ライフネット生命 出口治明社長 本を語る
食事会でライフネット生命の出口社長とご一緒させて頂く機会がありました。元々ライフネット生命の方向性に共感していたこともあり、お話しさせて頂いて、素晴らしい教養、知恵、人柄に魅せられてしまいました。
食事も終わりかけるころ、社長から「一度インタビューに来て下さい」と仰って頂き、先日実現しました。



本を読みなれない人にお勧めの本は?

新田:私は親族が仕事のひとつで古本屋をしていたこともあり、また出口社長が大変な読書家だということでぜひ本を読みなれていない人への本の選び方をお聞かせいただけたらと。

出口治明社長(以下、敬称略にて):まず古典と新しい本に分けます。古典は図書館でも大きな本屋でもいいので、岩波文庫の前に立って10冊薄い本を選びます。その中からタイトルを見て面白そうなものから始めればいいのです。岩波文庫でなくてもいいのですが、古典が充実しているのでお勧めです。
新しい本は、新聞の書評欄を参考にすればいい。大学の有名な先生方が記名で書いておられるので、きっと必死で書かれているはずです。これは冗談ですが、もし僕が大新聞から書評欄を書いてほしいと頼まれたら仕事を全部辞めます(笑)。そのくらいしないととても書けないと思います。

新田:分野別に分けるといかがでしょう。まずは哲学では?

出口:薄くていいのはデカルトの「方法序説」です。哲学者の書いたものを読むことは勉強になると思います。乱暴な言い方ですが結論はどうでもよくて、なんでこの人はこういう風に考えこういう結論に至ったのかという思考のプロセスを追体験することで思考力が鍛えられるのですね。

新田:「ソクラテスの弁明」なども薄くてよいかもしれませんね。宗教の分野ではいかがですか?

出口:キリスト教については聖書を読むのが一番いいのではないかと思います。仏教でいうなら中村元さんの「仏典をよむ」という岩波のシリーズが読みやすいですね。あとはイスラム教についてはクルアーン(コーラン)ですね。西洋の美術館に行ってもキリスト教とギリシャ・ローマの物語を読んでいれば主題がほぼわかるので、そういう世俗的な楽しみもあります。

新田:ビジネスや経営についてのお勧め本はいかがでしょう?

出口:経営に関する本で、古典ですぐ役に立つのは「韓非子」ではないでしょうか。または「貞観政要」もお勧めです。もっと柔らかい本ではちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」はいいですね。それと我が国の社会の状態について知っておくためには、平成24年度版厚生労働白書がビジネスにも役立つと思います。日本の今の社会の状態が本当によくわかります。これは20代と30代の人が二人で書ききっているんです。すごく熱くて面白い白書です。

新田:「韓非子」はたまたま少し前に読みました。少し難しいかも知れないので、読み慣れない人は「自分のアタマで考えよう」の方が読みやすいと思います。




「歴史オタク」が考える日本史と世界史

新田:ではお得意の歴史で、日本史と世界史がありますが…

出口:僕は、歴史はひとつだと思っているんです。日本史や世界史と別けるのではなく、人間の歴史は5,000年史一本しかないと思うのです。
新田さんは東大寺がお好きだとおっしゃっていましたが、東大寺を創建した前後の時代は女帝の時代といわれていますよね。なぜ女性の天皇が続いたのかと言えば、日本史では男性の天皇が位に就くまでの中継ぎという説が主流ですが、この時代には新羅でも女帝が二人いましたし、大陸ではなにより武則天(則天武后)がいました。持統天皇のような優秀な女性にとっては旦那の天武天皇があまり頼りにならない、海外を見れば世界(中国)は武則天という女帝が仕切っている。それをロールモデルにして女帝としてやってもいいのではないかと考えたのではないかと思うんですよ。

新田:確かに、日本史だけ見ていては気づけない視点ですね!しかし、人はなぜ歴史を学びながらも同じような過ちを犯してしまうんでしょうか?


時代が変わっていく中で変わらないもの

出口:人間の脳は1万5千年以降進化していなくて、ぜんぜん賢くなっていないんです。それでも滅んでいないのは一部の人が歴史を学んで過ちを繰り返さないようにがんばっているからだと思います。

新田:私はもともとNTTにいてITを進めてきました。当時1990年代には、歴史や人の生活を大きく変化させると信じていました。しかし当時思い描いていたようなレジームチェンジはなくて、むしろ限定されたコミュニケーションになったがゆえに負の側面も出てきたように思います。

出口:人間の能力は一定なので、大脳にあわせてインターネットをどのように使うかという話で、インターネットの弊害というのは、便利な道具をつかったがゆえに人間の能力の限界が露呈したということではないかと思います。

新田:インターネット自体はいいも悪いもない、ということですね。




変わっていく時代の中のリスクと保障

新田:今後の社会保障的な部分で社長が思っていることについてお聞かせ下さい。

出口:「大きい政府と小さい政府」ということと競争力というのは関係がないということをもっと勉強すべきですね。活気のある競争力の高い社会を作るのが、国が豊かになる秘訣であって、それは大きい政府でも小さい政府でもできると思います。国民国家でビジネスをやっていく上では財政、金融や社会保障に関する知識は欠かせないとおもいます。

新田:先進国によくみられる問題として、公共事業にかわるような、大きな経済の柱が見つからないという問題があります

出口:大体、大きな発明や技術革新は何百年に一度のもので、大きい柱を探さなければダメだということではないと思います。小さい柱をたくさん建てればいい。そういう意味では僕はあんまり悲観してはいなくて、例えば女性が先進国並みに外で働くようになればGDPが伸びる訳です。今の日本は豊かなんだから心の豊かさを求めようという考えもあるんですが、今の医療・年金や生活水準を維持しようとすると、お金をはらって誰かにやってもらうしかない。

新田:人間の寿命の伸びと一番きれいな相関図を描くのはGDPの伸びですね。

出口:経済が豊かになって、衣食足りてはじめて人間は礼節を知るので、人間の幸せ、健康で長生きというのはGDPと完全な相関を描くと思います。

新田:保険、ということでリスクについてお聞かせいただけますか

出口:リスクの語源は「石、岩礁」船が難破する岩のことです。保険は日本ではリスクに対する備えとか愛とか、あいまいな表現をされていますが、ロスファイナンシングのひとつの手法に過ぎない。そういうふうにクールに見たほうがいいと思います。
生命保険で考えると何がロスか?ということなんですが、日本は教育費が高いので、小さいお子さんがいる場合は給料を持ってくる人が死んだ場合。これが死亡保険です。死亡保険が担保しているのは、基本は教育費です。
子供がいない場合は、死ぬことはリスクではなく、働けなくなることがリスクになる。大家族で住んでいたらみんなが面倒を見てくれますが、1人で暮らしていたら就業不能状態が一番のリスクになる。
歳をとった後は今度は「いつまで生きるかわからない」ということがリスクになる。70歳ぐらいまでの老後資金をためることは可能かも知れないですが、もし100才まで生きたら70歳からプラス30年間の生活費を用意するのは大変です。
医療保険は人生観に左右されるかもしれません。個室がいいという人は医療保険が必要になりますし、僕みたいに絶対大部屋がいいという人には医療保険はいらないかもしれない。もしかしたら隣にすごい美女がくるかもしれないし(笑)

新田:大部屋の理由はそう仰ると思いました(笑)死ぬリスクより働けなくなるリスクが大きくなっているということですね。

出口:その通りです。リスクの内容が変わったのは世帯の構成が変わったからです。20世紀はほとんどの世帯がカップルと子供で、1人で暮らしている人は「あの人は変な人だ」と言われるくらいでした。ところが一昨年の国勢調査で驚いたのは31%が1人暮らしで、カップルと子供は28%、シングルペアレントは9%、子供がいないカップルが約19%になっているのです。

新田:もちろん保険も変化していかなくてはいけないということですね。インターネットで販売するというライフネット生命の保険はまさにそういう新しいリスクのための保険だと思うのですが、私もずっとIT分野にいていろんな変遷をみてきたのですが、今までネット生保がなかったのはなぜだと思われますか?

出口:発想の面ではコロンブスの卵といえそうですが、技術的な面ではインターネットの速度が追い付いていなかったからではないかと思います。生保は、申し込みの際に健康情報など入れなくてはいけない情報がたくさんあるので、面倒くさくなったら途中でやめちゃいます。でもスピードが速くなったので、入力が多くても対応できるようになった。あとは規制緩和ですね。

新田:きっとこれからはもっとネット生保も増えてくるでしょうね

出口:その通りだと思います。





新しい仕事を作るということ

新田:ネット生保に限らず、大きなビジネス転換をすることはたくさんの人の仕事を奪うことになるのでそう簡単にできないとNTTでも保険業界でもよく聞かれたのですが、その仕事がなくなることで今いる人たちはまた新しい仕事をすることができるということだと思うのです。

出口:キーワードは労働の流動化ですね。「2052年」という今とても売れている本があるんですが、全篇悲観論に満ち溢れている論調の中で、IT化が進んでどんどん仕事がなくなり失業があふれるんじゃないかという問いに対して、著者は「仕事は絶対になくならない」というんです。JALがいい例で多数のパイロットを解雇したことで、彼らがLCCに流れていった。それによってLCCが日本で成り立つことになった。これからチャレンジングしようとする分野に労働が流動化されて人が集まった事で新しい競争が生まれるようになったと思います。

新田:仕事の究極は、その仕事がなくなることじゃないかと思うんです。

出口:そうですね!僕も社長の仕事は「社長がいなくても回っていく会社を作ること」だと思っています。

新田:IT分野のビジネスと生命保険ビジネスの最大の違いは、スピードだと思うんです。ITの世界では数年で結果が出るけれど、保険はそういう商品ではないですね。そうすると自分が生きている間に成果が見えないかもしれない。現代人は自己実現欲というか、短い時間でお金が手に入ったり認められることを望んでしまう傾向があるんですが、出口社長はそこが違う気がします。

出口:100年後に世界一の保険会社になるというのが目標です。自分の子供のことを考えたらよくわかると思うのですが、親には子供の行く末を見届けることはできないけれど、社会に出るまで20年以上かかるのでじっくり育てたいという気持ちもあります。ライフネットは僕の子どもみたいなものなので。





私は保険業界には改革が必要だと考えていました。単に考えることは簡単ですが、実践するのはその何万倍も大変です。それを実現させたということは大変に大きなことですが、そうした実績を全く抜きにも、実際にお目にかかってまことに素晴らしい方だと感じました。こうした社長のもと、若いうちから働けるというのは幸運であると思います。
保険の加入や見直しを検討されている方は、ライフネット生命を検討候補に含めることを自信を持ってお勧め致します。

ライフネット生命
http://www.lifenet-seimei.co.jp/

今回のインタビューにあたり、出口社長とご協力頂きましたの社員の方々に感謝申し上げます。


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久々に早起きして起きて、一柱
久々に早起きして起きて、一柱。
(一柱・・・40分間の坐禅)

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